こんにちは!中部営業所の杉村です!
外壁の コンクリート改修に携わって11年になります。プロとしてお客様の大切な住宅をリフォームしてきました。お客様からよく「もっと早くお願いすればよかった」と言われることがあります。とてもうれしいお言葉なのですが、もっと早くお客様の不安を解消するために「何かできることはないだろうか?」といつも考えていました。そこで今回、工事前の不安を解消するべく、いくつかの疑問にお応えしたいと思います。
コンクリート改修って何?
まずは、根本的な疑問にお答えします。コンクリート改修とは、コンクリート造の建物の構造部分や外壁の表面に発生した損傷や劣化を修復し、その耐久性や安全性を回復させる修復のプロセスのことです。
コンクリートは非常に丈夫な建築材料でありますが、時間と外部要因によって内部の鉄筋の影響などを受け、剥がれたりひび割れたりして劣化が進行していきます。劣化は、さまざまな要因が関与して引き起こされます。例えば気象条件、地震、使用年数、誤った施工などですが、沖縄の場合は、高温多湿な気象条件が劣化を引き起こす要因になっています。
コンクリート改修の目的は何?
コンクリート改修の主な目的は、大きく分けるとこのようになります。
【構造の安全性確保】
劣化や損傷が進行すると、建物や構造物の安全性に懸念が生じます。コンクリート改修は、構造の強度を回復させ、安全性を確保します。
【耐久性の向上】
コンクリート表面の修復や保護により、対象物の寿命を延ばします。これにより、将来の修理コストを削減でき、安全性も長期的に確保できます。
【外観の美観維持】
剥がれたりひび割れたりしたコンクリート表面は見栄えが悪く、建物や構造物の美観に悪影響を与えます。改修により、外観を美しく保ちます。
【機能の回復】
劣化したコンクリート表面が機能的に影響を及ぼす場合、改修によって機能を回復させることができます。例えば、水の浸透を防ぐためのシーリングや防水処理が含まれます。
コンクリート改修は、専門的な知識と技術を必要とする作業です。建築業者やコンクリート改修の専門業者などのプロフェッショナルな技術によって実施されます。
コンクリート改修をやらないとどうなる?
コンクリートの劣化を放置すると、まず、コンクリートの劣化が進行し、表面の剥がれやひび割れが拡大します。これにより、建物の美観が損なわれ、外観に傷みが目立つこととなります。
さらに、コンクリートの劣化は建物の耐久性にも影響を及ぼします。構造物全体の強度が低下すると、安全性が損なわれる可能性があるため、建物の構造的な安定性に問題が生じます。特に、地震や台風などの自然災害の際には、コンクリートの劣化が建物の耐久性に深刻な影響を与え、危険を招くことが考えられます。
コンクリート改修は、建物や構造物の寿命を延ばし、安全性を維持するために不可欠なプロセスです。劣化症状を発見したら、まずは専門家に相談して、改修の必要性を正確に判断することから始めましょう。
劣化の症状はどんなもの?
コンクリート表面に剥がれやひび割れが見られる場合は、プロにご相談ください。ひび割れの症状は、外部要因(気象条件、物理的なダメージ)や、内部要因(鉄筋の腐食など)目で見ただけでは判断できない要因が隠れています。
ひび割れを放置しておくと、雨水の侵入や塩害の影響を受けて、漏水や建物全体の強度の低下につながり建物の寿命を縮めてしまいます。
その他にも、色あせや変色、シミ、鉄筋の腐食、音や振動などを発見した場合、原因をつきとめて処置することが必要です。劣化症状を放置すると、問題が進行して、修復が難しくなる場合があります。
プロが教えるコンクリート改修の注意点
コンクリート改修工事を始める前に注意してほしいポイントをまとめました。まず、コンクリートに現れた劣化症状を専門家に診断してもらいましょう。コンクリート改修には専門的な知識と経験が必要です。信頼性のある専門家に相談してください。
喜神サービスでも無料相談を受け付けていますが、見積りの際に注意したいのが、工事の予算とスケジュールです。 予算とスケジュールを事前に明確に確認して、疑問点があればどんどん担当者に質問してください。お客様の質問に真摯に答えようとする姿勢があるリフォーム会社は、信頼性が高いです。
また、工事に使用する材料についても、ぜひ質問してください。聞き慣れない商品名が多いとは思うのですが、その材料がどんな役割をしてどこを補強するのかを把握していただけると、安心につながると思います。できれば、使われる材料の品質についても確認してください。材料の品質の良し悪しは、改修の成功に大きく影響します。
まとめ
今回は、コンクリート改修の基本的なことから、改修工事の注意点まで疑問にお答えしてきました。コンクリート改修は専門的な知識が必要な工事ですが、われわれ専門家の正しいアプローチを知っていただくことで、工事に対する不安を少しでも解消できると幸いです。
今回お答えした疑問点以外にも、質問などがありましたら、なんでもご相談ください。
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